本年で第4回目を迎える「アーツJクラフツ展」。
今回より主催が「一般財団法人 オートクチュール メティエール協会」(会長
桂 由美) となり、
全部門作品をアートホールで展示しました。
展示にさきがけ、前日4月9日(金)には審査が行われました。
今回見事、第一位ゴールドクリエイター賞(厚生労働大臣奨励賞)に輝いたのは、
ジュエリーワーク部門 古川 真貴子さん の「みなものゆめ」です。
古川 真貴子さんコメント:
大学で日本画を専攻していた私は、日本の文化やことばが大好きで、鯉を題材にしたこの”みなものゆめ”は日本のあちこちで見かける何気ない情景の一つを切り取り、風景画を身にまとうようなつもりで制作しました。移り変わる四季のいろどりは、水中の鯉の目にはどのように映るのでしょうか。水面に写る四季折々の美しい景色はそこにあるのにそこにない、儚い夢のようなもの。そんな外の世界へ憧れ、ゆめみる鯉もきっといるに違いありません。作品は水中と外の景色が融合する水面上の世界を表現したのですが、かなりアート性が強い為、果たして観る人がどこまで共感してくれるだろうか?と不安を抱きつつ制作しておりました。いえ、共感していただけたからこそ今回の賞なのだと今、審査員の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。この度は本当にありがとうございました。
第2位 クリソスクリエイター賞(産経新聞社奨励賞)を受賞されたのは
ジュエリーワーク部門 岡本 恵子「フェアリーテイル」です。
岡本 恵子さんコメント:
今回の作品は「おとぎ話」がテーマです。夢を持ち、それに向かって蒔いた種が少しずつ花を咲かせていってくれる...という、私の願いを込めたストリーと、この作品を見てくださる方それぞれに、Happyなストーリーを思い描いていただければ...そんな思いを込めながら作りました。受賞の連絡をいただきました時には本当にびっくりいたしました。と同時に、これまでご指導いただきました先生方、仲間、教室の生徒さん、家族に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。
また今回より、一般財団法人 オートクチュール メティエール協会が主催となりましたので、賞が新設されました。
大澤 仁美さんコメント:
作品制作過程を、ワクワクしながらずっと楽しめたので、それが受賞につながったのだと思います。ありがとうございます。アイデアはいろいろあったのですが、それを形にしていく技術力やテクニックは必要だと痛感いたしました。桂由美先生プロデュースのアーティフィシャルフラワーであるオートクチュール・フルールがとっても素敵でしたのでその魅力を最大限にいかせる様に配慮いたしました。この花は、ファッションとの融合性も高いところも気に入ってる点で、実は地元徳島でのファッションショーで、藍染を活かしたドレスとこの帽子が合うということで採用が決定しております。
幅広い可能性のある分野で、これからも素敵な作品制作に励みたいと思います。