AJCとは「アーツジャパンクラフト」の略称です。

19世紀にイギリスで興ったアーツクラフツ運動は、産業革命による工業化により職人の手仕事が機械に置き換わり、職を失った職人復興の背景と工業化による複雑な彩色や造形が犠牲にされていくことへの対抗として、職人の手仕事が生み出す“質の良いもの”の価値を訴える活動です。

 

 

製造技術の進歩により質の良いものが人々にいきわたるようになった現代、人とは違うもの、自分の個性や価値観を投影できるものに価値が見出されるようになってきました。

私たちは、現代社会で求められる価値観を投影できるストーリー性と、工業製品では実現できない個性的な表現を生み出す手仕事力をもつ人々を『AJCクリエイターズ』と称し、その活動を世の中へ周知することを目的にAJCクリエイターズコンテストを開催しています。

優秀作品には、「内閣総理大臣賞」はじめ、「厚生労働大臣奨励賞」「文部科学大臣賞」ほかを授与することにより創作活動を奨励しています。

 

 

「機械と人間のモノづくりの根本的な違いとは何か?」

 

 

ここにAJCクリエイターズとしての可能性を見出しています。機械は、システムを組まねば答えを導き出すことは出来ず、異分野の知恵や情報がつながり自由に新しいものが創出されることもありません。私たちは「人間にしかできないこと」をAJCクリエイターズの真髄とし、「手仕事の実現力」「人の心を動かすストーリー」と「ひらめき・発想のおもしろさ」の3点を重視しています。

 

 

AJCクリエイターズコンテストは、これからの時代の手仕事の可能性を表現・発信していく場として、AJCクリエイターズが創り出すArts Japan Crafts作品を通して、手仕事のすばらしさを感じていただくとともに、その可能性を追求していきます。